仲間
南部優子 ナンブユウコ
Profile
編集・校正ライター、防災ファシリテーター
大阪生まれ。同志社大学(社会福祉学)卒業後、心理学専門書の出版社に編集者として所属。阪神・淡路大震災のあった年の夏、一家で修験者の住まう熊野の山奥(十津川村の和歌山県寄り)へ移住し、約5年、半自給自足生活を送る。
縁あって福井県の山奥へ移り、DTPデザイン、政策広報、防災コンサルタント会社に所属し、まちづくり活動・環境活動、防災活動に従事。企業やまちの人たちをまきこんだセミナーやワークショップ、シミュレーション訓練・ゲームなど、数多くのイベントを設計・運営、教材づくりを行っている。
フリーランスとなった現在は、大阪に軸足を置きつつ、ビジネスの形にとらわれないライター兼ファシリテーターとして活動中。
企画・編集力とファシリテーション力を掛け算したプロジェクト支援、校正・ライティングやDTPデザインをかけ合わせた情報発信など、活動の中で「あったらいいな」「やってみたいな」を形にしている。
OBPアカデミアでは、「大阪ものかき隊」の運営に携わりつつ、ライターの資質向上の支援を行っている。また、防災やリスク管理に関するセミナーの講師としても活動中。
防災士、事業継続初級管理者資格取得
NPO法人日本ファシリテーション協会 公開セミナー委員
NPO法人ソーシャルビジネスサポートセンター 嘱託講師
大阪生まれ。同志社大学(社会福祉学)卒業後、心理学専門書の出版社に編集者として所属。阪神・淡路大震災のあった年の夏、一家で修験者の住まう熊野の山奥(十津川村の和歌山県寄り)へ移住し、約5年、半自給自足生活を送る。
縁あって福井県の山奥へ移り、DTPデザイン、政策広報、防災コンサルタント会社に所属し、まちづくり活動・環境活動、防災活動に従事。企業やまちの人たちをまきこんだセミナーやワークショップ、シミュレーション訓練・ゲームなど、数多くのイベントを設計・運営、教材づくりを行っている。
フリーランスとなった現在は、大阪に軸足を置きつつ、ビジネスの形にとらわれないライター兼ファシリテーターとして活動中。
企画・編集力とファシリテーション力を掛け算したプロジェクト支援、校正・ライティングやDTPデザインをかけ合わせた情報発信など、活動の中で「あったらいいな」「やってみたいな」を形にしている。
OBPアカデミアでは、「大阪ものかき隊」の運営に携わりつつ、ライターの資質向上の支援を行っている。また、防災やリスク管理に関するセミナーの講師としても活動中。
防災士、事業継続初級管理者資格取得
NPO法人日本ファシリテーション協会 公開セミナー委員
NPO法人ソーシャルビジネスサポートセンター 嘱託講師
OBPアカデミアに来たきっかけは何ですか? |
何かのセミナーをネットでみつけて申し込んだのが初めだと思います。当初はセミナーの貸会場くらいの認識でした(笑)
ちょっとした見間違いからWEBライティングの連続講座を受けることになったのですが、何度かアカデミアへ通ううち、アカデミアのみなさん(スタッフも会員も)と交流ができました。 「ああ、ここは単なる場所の提供をしているんじゃない、人をつなげる場をつくろうとしているんだ」と感じて、自分もそのなかで何かをつなげていけたらと、会員になりました。 |
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どんなお仕事をされていますか?(副業などでもOKです。) |
ライターとコンサルを中心にした「なんでも屋」みたいな仕事です(笑)
ライターとしては、書籍や雑誌、WEB記事などを書いたり、リライトしたりもしますが、企画編集や校正、広報デザインなど、プロジェクト全体でいろいろなところに関わっていることが多いです。 コンサルの方は、まちづくりや防災関連のセミナーやワークショップを企画したり、講師やファシリテーターとなって運営したりしています。 コロナ禍のなかでいちばんネックになっている人と人とのつながりをどうするかが目下の最大の課題です。オンラインとリアル、人がかかわるということをどう捉えていくか、言葉と行動の両面から、ファシリテーションを研究するNPOの仲間と試行錯誤しています。 |
アカデミアの利用方法を教えてください。 |
専らコワーキングスペースの利用です。やる気スイッチが自分で押せない性質なので、強制的に環境を整えたいとき助かります(笑)
適度に人の気配や雑音があるほうが集中できるんですよね。それに、スタッフさんや知り合いの方たちと、なんとなく挨拶したり、ほどよく話したりできるのがいい感じです。 単なる場所貸しだったら近所のファミレスでフリードリンク頼むほうが手っ取り早い。それが「アカデミアじゃないとなあ」って思うのは、人が有機的につながって新しい可能性に広がる「場」を感じているからだと思います。 感染症拡大で行動に制限がかかって直接出かけることができていないなかでも、アカデミアからつながった仲間とオンラインでやりとりしたりして、ひとりじゃないんだって力をもらってきました。 人がいてこその「場」です。物理的な意味だけでなく、「居場所」をもつことの大切さをかみしめています。 |
お休みの日はなにをして過ごしていますか?もしくは趣味は何でしょうか? |
どこまでが仕事なのかがわかりにくいのですが、ぼーっと気軽にやっているのはマンガですね。プロットやネーム、構図、フォント、ものすごい要素が入っているくせに気取らせないで読み手をひきこむコンテンツ力。小説も好きですが仕事モードが出やすいので、オフのモードで気軽に楽しむのはマンガのほうですね。
もうひとつは合唱です。小さな聖歌隊に所属していて、主にコラールなどを歌って、エネルギーをチャージしています。 |
人生のターニングポイントや転機はありましたか?また、それはどんなタイミングでどのような出来事でしたか? |
これまで、職業も住む場所も幾度となく変えてきましたし、そのたびに価値観も生き方も変わってきましたが、ほとんどのきっかけが周囲からでした。親の病気だったり、夫の転職だったり、義両親や子どもの学校をめぐる問題だったり。もちろん自分で決定し、積極的に選択していくわけですけど、なんとなく向こうからの「持ち込み企画」に応えていく感覚なので、自分の中が大きく変わったというできごとは少ないです。
はっきりと自分で意思表示をしたと思い出せるのは、福井県に移住してしばらくしたころ、ある団体に出した1通のメールです。何もかも嫌になってしまっていたときで、なぜか急に投稿したくなって。言ってみれば一市民のコメント、まさか返事がくると思っていなかったのですが、すぐに丁寧な返事がきたんです。諦めたら終わりだ、一緒に動こうというコメントをみたとき突然、自分の気持ちのために行動していいんだって吹っ切れました。 それからは、いい意味で図太くなったと思います(笑)今でも順風のときのほうがむしろ少ないですけど、「がんばらない、こだわらない、でもあきらめない」というゆるやかな生き方を目指せるようになりました。 |
10年後の自分はどうなっていると思いますか?またはどうなっていたいですか? |
たぶん今とあまり変わらず、あれこれ首を突っ込んでいるのでしょうね。ますます図太く、「謎の多い生き方」を楽しみながら、次の世代につながるしくみのようなものに絡まったことができているといいなあと思います。
これからの世の中は、ますます「仕事の境界線」があいまいになってくるでしょう。人の生き方やつながりかたも、拠り所とする型をなくしてくるのではないかと感じています。 いままでの常識が通用しない働き方になったとしても、生きていくための要素がうまく絡まっていけばいいわけで、そんな「場」をつくって人と社会をゆるやかにつなげていきたいなと。イメージは、コワーキングスペースとネットサロンと寺子屋とグループホームと保護猫カフェが混じったような居場所です。 人がつながってはじめて「場」に意味ができることを、リアルでもオンラインでも心において、言葉と行動の両面で、挑戦を続けていきたいです。 |