仲間
清田悠代 キヨタヒサヨ
Profile
NPO法人しぶたね理事長/ソーシャルワーカー
NPO法人「しぶたね」にて、活動しています。
「しぶたね」は、小児がんや心臓病など、命を脅かしたり、
一生付き合うような重い病気をもつ子どもたちの
「きょうだい(兄弟姉妹)」のためのNPO法人です。
2003年から活動をスタートし、2016年にNPO法人格を取得しました。
「きょうだい」という意味の英単語「Sibling」と、
きょうだいのサポートを「たね」をまいて増やしていこう!という
思いから「しぶたね」という名前になりました。
○NPO法人しぶたね公式サイト:http://sibtane.com
○NPO法人しぶたねFacebook:https://www.facebook.com/sibtane/
NPO法人「しぶたね」にて、活動しています。
「しぶたね」は、小児がんや心臓病など、命を脅かしたり、
一生付き合うような重い病気をもつ子どもたちの
「きょうだい(兄弟姉妹)」のためのNPO法人です。
2003年から活動をスタートし、2016年にNPO法人格を取得しました。
「きょうだい」という意味の英単語「Sibling」と、
きょうだいのサポートを「たね」をまいて増やしていこう!という
思いから「しぶたね」という名前になりました。
○NPO法人しぶたね公式サイト:http://sibtane.com
○NPO法人しぶたねFacebook:https://www.facebook.com/sibtane/
OBPアカデミアに来たきっかけは何ですか? |
弱小NPO法人なため、まだ事務所がなく、事務所を構える前段階としてコワーキングスペースを探していた時にインターネットでみつけました。突然の見学にとてもあたたかくご対応くださり、静かすぎない雰囲気が心地よく感じました。
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どんなお仕事をされていますか? |
病気をもつ子どものきょうだいたちが、安心の中で子ども時代を過ごせるために必要なことを考え、作り、つなげ、広げていく仕事です。
米国で広く行われている「Sibshops」というワークショップをベースにした、きょうだい向けのワークショップの企画運営や、入院中のお子さんの面会に行かれる保護者の方をじっと廊下で待っているきょうだいたちとあそぶボランティア活動(大きな病院は、感染予防のため、中学生以下の子どもはきょうだいであっても病棟の扉より中に入ることができず、毎日何時間も廊下で待っている現状があります)、きょうだいのための小冊子を作成配布したり、支援者向けの研修や、依頼に応じて講演や寄稿、社会に向けての啓発(2019年から、4月10日は「きょうだいの日(シブリングデー)」になりました!)などを行っています。小さなNPOなので、理事長は何でもします。イラストを描くのも理事長の仕事です。 |
アカデミアの利用方法を教えてください。 |
事務作業のほか、すみっこで工作の準備をしている日もありますし、絵を描いたりチラシをつくっていることもあります。お手伝いスタッフさんや、コラボ先の団体さん、新聞社等の方がインタビュー取材に来てくださる際にも使わせていただいています。
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お休みの日はなにをして過ごしていますか?もしくは趣味は何でしょうか? |
昨年保護したばかりの5歳の猫「しましま」と過ごしています。仕事柄イベントや出張が多く、甘えたいのを我慢させることが多いので、彼女の気が済むまで膝に乗せる日をつくっています。この「しましまのための日」が足りないと、家じゅうのものを齧り、穴を開けられてしまいます…。
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人生のターニングポイントや転機はありましたか?また、それはどんなタイミングでどのような出来事でしたか? |
私の4歳下の弟は心臓病で、17歳の時に他界しているのですが、私の高校入試の2日前に大きな心臓発作を起こして救急車で病院に運ばれたことがありました。集中治療室の前の廊下で泣くしかできなかった私にあたたかいお茶を入れて話しかけてくださった方がいて(後に、たまたまご家族が入院中だった、父の知人だったということがわかるのですが)、この、ひとりぼっちの中学生のそばにいてくれた大人、のイメージが今も私の心を支えていて、ちいさなきょうだいたちにとって、自分もそういう存在でありたいといつも思っています。
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10年後の自分はどうなっていると思いますか?またはどうなっていたいですか? |
きっとあっという間に10年過ぎてしまうと思うのですが、大切なことを教えてくれる子どもたちと、いつもたくさん支えてくださる周りの方々と一緒に、自分にできることをせいいっぱい頑張れているといいなと思います。
病気だったり、病気の子どものきょうだいだったり、というくくりだけでなく、「子ども」がピンチの時、周りの大人が自然にサポートできることが当たり前の世の中に近づけているように、できることを考え続けたいです。 |